脳裏に焼きつくのは生きたまま焼き殺される悪夢。
長い眠りから目を覚ますと
見覚えのない墓地にひっくり返っていた。
…どうやら居眠りをしてしまっていたらしい。

辺りは何かが焼けたような異臭が充満し
どうしたことか 体中は傷だらけ。
妙な胸騒ぎがして 近くの街に足を踏み入れると
右も左も死体(のような化け物)ばかり!
街はおかしな姿をした住人で溢れていた。

住人達を振りきり、困惑の中
途切れていた記憶を必死に紡いでいくうちに
甦ったのは 自身が殺害された記憶。

あの世とこの世の中間地点といわれる
奇妙な街”デッドタウン”で「死者」としての
新たな人生が幕を開けたのだった…



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